奈良県田原本町。
「奈良県」という名詞を聞くだけで胸が高鳴る。
子供か……
今日は、奈良県田原本町からNHKののど自慢が生放送された。
ゲストは、由紀さおりさんと山内惠介さん。ふたりとも好き。嬉しい。ようこそ奈良へ!
由紀さんの歌を歌った若い女の子が合格してはしゃぐ由紀さんがとても愛らしかった。なんでも、長年ゲストをしているが、自分の持ち歌で合格するのは初めてなんだって。子供みたいに笑顔を弾けさせて、素敵な女性だと思った。
そして、チャンピオンになったのは、20代の青年だった。
父親がかつて合格したから、自分もと出場。父はチャンピオンにはなれなかったようだが、チャンピオンの発表で彼は名前を呼ばれた。
Official髭男dismの『115万キロのフィルム』を歌った。
彼も勿論良かったが、彼の前に歌ったおばあちゃんにはしびれた。
戦中、戦後を生き、戦後に飢えてお腹が空いても、歌を聞いたらお腹が膨れる気がしたという言葉に涙がこみ上げてきた。
音楽の力は、凄い。
チャンピオンの発表時、少し席を空けてはいたが、チャンピオンとなった青年の隣に立っていて、「やったやない!」とばかりにバシンと叩いて喜んでいたのが印象的だった。
老いも若きも輝けり。素晴らしきかなのど自慢♪
なんだかとっても幸せな気持ちになれた日曜日だった。