猫と暮らせば。

君と生きる、この世界で、この家で、君たちと生きていく。

(雑談)港区女子

 NHKEテレで人気の番組『ねほりんぱほりん』。

 顔出しNGのゲストがブタの人形になり、モグラの人形になったMCの山里亮太とYOUのふたりとトークをする番組。見た目は人形劇なのに、トークの内容がディープ過ぎて、かなりシュールな番組だと思う。なかなか聞けない裏話が聞けて面白く、毎シーズン楽しみにしているこの番組で、先日「港区女子」というカテゴリーの特集が放送された。

 なんでも、東京都港区でお金を使わずに遊べてキラキラ体験をしている女性達が自ら名乗っている名称なのだそうだ。

 番組内で「数年前からネットや雑誌でよく耳にしますよね」みたいな振りがあったけど、正直、私は初めて聞いた。

 そういえば、シーズン1だか2だかで登場した「キラキラアカウントの中の人」も、東京都港区に憧れた地方の女性だったっけ。

 かくいう私の東京都港区在住だ。それも、住所だけ見ると結構なお高そうなイメージを持たれる場所。ただ、私の場合は祖父母が港区に住んでいて、他界した後祖父母の住んでいた小さな家を母が相続したものの空き家にしておくのももったいないということで私が棚ぼた的に住んでいるに過ぎず、何ら欲したり努力して手に入れたものではない。

 なので、港区に大層な憧れは全く持っていない。東京に引っ越してくるまで、そんなに人気のある所だとは知らなかった。

 

 「キラキラアカウントの中の人」もそうだし、今回の「港区女子」もそうなんだけど、やたらと「キラキラ」というワードにこだわっているように思う。

 ところで、「キラキラ」ってなんだ?

 職場のパートさんで、Instagramが大好きな人がいる。社長の高校時代の同級生で、今年還暦を迎えた。この人は本当に流行りものやネットの噂話、ゴシップが大好きで、Instagramもパーティーや高級なランチ会の写真ばかりを上げている。コースランチだと、毎回一品一品出てくる度にストーリーに上げている。フォロワーは500人程度。

 同僚は、このパートさんに何かとマウンティングされるので仕事がし辛いという。

 Instagramで「キラキラ」を上げている人たちが、「マウンティング」をしているというのは、ねほりんぱほりんでもよく見る光景だ。

 このパートさんの前で住所を書いた時、「出た、キラキラ住所」と嗤われた。「そんな恥ずかしい住所、とても住めないわ」と言われたこともある。

 東京都港区。

 恥ずかしい住所なのだろうか。だから彼女は、墨田区に住んでいるのだろうか。「住めない」のは、「住めるけど住みたくない」のか、「住みたいけど住むことができない」のか。

 

 自力で手に入れたものではないから、自慢するつもりはない。

 でも、「キラキラ」をアピールして群れながら人を見下している方が恥ずかしくないだろうか、と思ってしまう。

 キラキラしていない人間のひがみだろうか。

 私は港区だろうが何だろうが、祖父母の残してくれた家を恥ずかしいと思ったことはない。思いたくない。

 この家で、たまの休みに2匹の猫と日向ぼっこをしたり、干したばかりの毛布に一緒にくるまって眠るほのぼのの方が、私には大事なのだ。

 港区在住。性自認:女。

 ただで遊べなくても、キラキラしてなくても、私は私で、満足だ。